アッヴィにおけるMSLの役割
Tsuyoshi S.:皮膚科疾患領域は適応症も多く、ローンチ準備期から成熟期の医薬品まで、さまざまなステージの薬剤がありますので、MSLとして幅広い活動をしています。社外に対しての業務は、医師とのインタラクションがメインですが、場合によってはメディカルイベントの医師選定から当日の運営までを行うこともあります。社内業務としては、面談を通して得られた最新の知見・情報等を分析したり、他部署やブランドチーム(組織横断的な社内チーム)の会議などにも参加して、医療現場の声を伝えています。ベースとなる活動はお二人も同じですよね。
Maya F.:はい。リウマチ疾患領域では最近、新薬が出たということもあって、データのリクエストも多くあり、医師にお会いしていろいろとご意見を伺っています。適正使用に向けて先生のご意見を伺うイベントも数多く開催しており、充実した毎日を送っています。
Reiko I.:私の担当している消化器疾患領域では、皮膚科疾患領域やリウマチ疾患領域より新薬の適応取得が遅いため、今まさに忙しくなってきているところです。免疫疾患では関節や皮膚と消化器が密接に関連していて、合併して疾患が現れることがありますので、皮膚科疾患領域やリウマチ疾患領域と共同で、消化器、皮膚科、リウマチの先生をつなぐ機会も企画して実行しています。今までの経験を通して、新薬に携われることは製薬会社で働く醍醐味の一つだと強く感じていますので、ここに立ち会えることを幸せだと感じています。
Maya F.:そうですよね、私は前職があまり新薬の出ない会社でしたので、新薬に関われるのはうれしいですね。医師から、薬剤がすごく効いた患者さんがいらっしゃるとか、患者さんが本当に喜んでおられたというお話を聞くとやりがいにもつながりますね。
Reiko I.:私の場合は、前職でMSLをしていたときはもっと規模の小さな会社だったので、KOLの先生に情報提供をしつつ意見を収集してくるのに加えてメディカルプランの作成なども含めて非常に多くの仕事を抱えて慌ただしく働いていましたが、アッヴィの場合はそれぞれのチームの仕組みがしっかりとしていて、MSLとして先生方や医療現場に非常に密に関われることが大きなメリットになっていると思います。
Maya F.:同感ですね。私も前職ではいろいろな疾患領域の製品を担当しなければならなかったので、疾患領域別に分かれて専門性を高めて、MSL業務に集中できるというのはいいことだなと思いました。
Tsuyoshi S.:会社によってはメディカル部門はセールスやマーケティング部門と比べると独立しているような雰囲気がありますが、アッヴィの場合はMSLの意見がメディカルプランに反映されたり、ブランドチームのプランに反映されたりと、我々の活動が会社全体のプランに活用されているなと感じています。